2023年4月24日2023年6月6日 中折れの原因とは? パートナーとのセックスで、中折れして自信をなくしたことはありませんか? 実は多くの男性が中折れを経験しており、これを放置しておくと重度のEDになる可能性があります。 そんな中折れやEDの悩みを解決するために、この記事では中折れがなぜ起こるのかを解説します。 勃起のメカニズム 勃起のメカニズムは、性的刺激に応じて、脳がペニスに勃起を指令し、ペニスが血管を拡張して勃起を形成することです。 ここでは、勃起の仕組みについて、より詳しくまとめてみました。 性的刺激を受けた脳は、神経を介してペニスに勃起を伝達する ペニスは勃起するように命令され、cGMPという物質の分泌を増加させる cGMPが血管の平滑筋に作用し、血管を拡げます 3 これにより、陰茎に多くの血液が流れ込み、海綿体に血液が充満します 4により、ペニスが風船のように膨らみ、硬くなる このようなメカニズムで勃起が起こります。 しかし、精神疾患や生活習慣の乱れ、加齢などにより、上記のメカニズムが働かなくなり、性行為時に萎えてしまうことがあります。 つまり、勃起は、性的刺激によって陰茎内の血液量が増加することで起こります。 中折れの原因 ストレスや疲労 加齢や生活習慣病 過度のアルコール摂取 未経験のストレスや失敗によるトラウマ 抗うつ剤、向精神薬などの副作用。 ストレス・疲労 故障の要因としては、まずストレスや疲労が挙げられます。 ストレスや疲労が蓄積すると、自律神経がうまく働かなくなり、勃起を維持することが難しくなります。自律神経には交感神経と副交感神経があり、勃起は副交感神経が優位のときに起こります。 20代、30代では、ストレスや疲労が原因となっていることが多いようです。また、日常生活のストレスに加え、ストレスや性行為の失敗体験が要因となっている場合もあります。さらに、性行為の面で失敗した経験が、さらなる失敗を招くこともあります。 したがって、メンタルEDとは、それ自体に身体的な問題はないものの、ストレスや心の問題、精神障害によって中折れやEDになる状態を指します。ストレスや疲労は日常生活の中で蓄積されるので、ストレスを軽減したり休憩したりする習慣を持つことが大切です。 加齢と生活習慣病 加齢や生活習慣病は、勃起のメカニズムに悪影響を及ぼします。 では、加齢や生活習慣病は、勃起にどのような影響を与えるのでしょうか。生活習慣が乱れると、次のようなことが起こると言われています。 生活習慣病により動脈硬化が進み、血行が悪くなりペニスに十分な血液が供給されなくなる。 生活習慣病による神経衰弱で、ペニスの指令がうまく出せなくなる。 生活習慣病には、上記のような悪影響があります。加齢による影響にはどのようなものがあるのでしょうか。これらをまとめると、以下のようになります。 テストステロン(男性ホルモンの一つ)の減少、性欲の減退 血管が硬くなり、ペニスに血液がスムーズに運ばれなくなる。 加齢に伴う神経機能の低下により、勃起の指令がうまく伝わらない 男性更年期障害の影響 加齢による影響はこのようなものがあります。 生活習慣病の原因は、食生活の乱れや運動不足、喫煙などによるものです。加齢による中折れは、40代以降で最も多いと言われています。 老化を防ぐことはできませんが、生活習慣を見直すことで中折れを予防・改善することができます。 過度のアルコール摂取 過度の飲酒は、勃起しにくくなり、また、勃起が中断しやすくなります。 過度の飲酒は、どのように勃起に影響するのでしょうか。以下、要約します。 正常な状態では、脳の中枢神経が陰茎に指令を出し、勃起を実現させます。 しかし、アルコールは中枢神経系の働きを抑制してしまう 2により脳が勃起命令をペニスにも伝達しない。 その結果、ED(勃起不全)や故障の原因となる。 過度のアルコール摂取による勃起への影響は、これらのメカニズムで起こります。その他、過度の飲酒が常態化すると、肝機能の低下やテストステロンの減少など、性欲減退につながる問題もあります。 しかし、少量の飲酒には以下のような効果があります。 緊張を和らげ、勃起を促進する。 血栓を溶かし、血液の循環をよくする。 したがって、少量の飲酒はかなり良い面があります。 お酒の飲み過ぎはデメリットもあり、慢性化すると勃起しにくくなることもあります。普段からアルコールの量を意識するようにしましょう。 未経験の緊張や失敗によるトラウマ 性行為に対する緊張や自信のなさが、中折れにつながることも。 性行為の経験が少ないと、「うまくできるだろうか」「女性にどう思われるだろう」と不安や心配、緊張を抱きがちです。このような考え方が、性行為時の落胆につながることもあります。その他、過去の失敗体験がトラウマとなり、故障やEDにつながることもあります。 性行為に対するネガティブな感情によって中折れするケースは、20代から30代に多く見られます。 本人が全く健康なのに、性行為に対する不安やトラウマが原因でEDになっている場合は、心因性EDの可能性があり、ED治療薬を服用したり、心療内科などの医療機関を受診して治療することが可能です。 抗うつ剤・向精神薬の副作用 一部の薬の副作用が影響し、ed 原因になることがあります。ひいては、EDの原因になることがあります。 例えば、抗うつ剤は心を穏やかにする効果がありますが、この効果が逆効果になり、精力減退の副作用を引き起こすことがあります。 例えば、以下のような薬があります。 抗 うつ 剤 向精神薬 催眠トランキライザー ただし、他の治療薬の副作用はこれだけではありませんので、詳しくは病院や医師に聞いてみてください。 これらの薬を服用したら、その副作用で途中で挫折することもあるので、普段飲んでいる薬がEDの原因になるかどうかを調べておくとよいでしょう。 関連記事 男性と女性の性欲の変化 早漏の症状と対処法、注意点 勃起不全(ED)は心血管疾患の前兆です 勃起不全(ED) 男性健康 ED中折れ勃起